日本ボクシング連盟の会長辞任を表明した山根明氏山根明氏が、辞任表明後に報道陣に、
今後もアマチュアボクシングに関係する、と語り波紋を広げました。
日本ボクシング連盟の吉森照夫副会長が、山根氏は日本連盟の会長だけでなく理事も辞任し、
日本連盟には今後関与しない、と述べていました。
9日夜に、報道陣の前で次のようなことを語りました。
気持ちは40代にも負けないぐらいのスタミナがある。
これは、神が与えた力で、アマチュアボクシングを愛しているから、神が背中を押してくれている。
いまはすっきりしていて、気分が楽になっている、と心境について述べました。
また、日本連盟の理事になった時に副会長に推薦されたが受けず、その当時から無冠の帝王と名刺を刷っていました。
肩書きにはこだわってこなかった、とこれまでのことを語りました。
そして、現在、辞任したことについても、無冠の帝王いうことで悔いはない。
今後もアマチュアボクシングに関係していく、と問題の発言をしたのです。
山根氏は、自身がなぜ日本ボクシング連盟の会長と理事の辞任を迫られたのかよく理解していないようです。
辞任までの経緯では、他の理事が辞めさせることはできず、最終的には本人が決めました。
このことについても、日本ボクシング連盟は自浄能力がないと嘆いていた理事がいたといいます。
山根氏に近しい人が、山根氏が受け入れやすい言葉を選び、うまくことを運んだからではないか、とも思えてしまいます。
山根氏の辞任が求められていたのは、日本ボクシング連盟内での権力をなくし、
ひいてはボクシング界への影響力を及ぼさないようにするためです。
もちろん反社会的勢力とのつながりが決め手としては強いと思えるが、
山根氏の持つ影響力をなくしたいことが一番の理由ではないでしょうか。
そのためには、山根氏の辞任だけでなく、山根氏の意向を反映できなくなるよう、
理事の総入れ替えも考えたほうがいいくらいです。
その状況で、今後もアマチュアボクシングに関係する、と衝撃の発言がなされました。
日本のアマチュアボクシング界の健全化に向けての今後のなりゆきが心配されます。