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東京医科大で、先日女子受験生の点数を一律減点していたことに触れました。

 

さらに今度は3浪以上の受験生についても、点数を操作し合格者数を抑制していたことが分かりました。

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得点操作の方法とその理由

まず、1次、2次の試験結果が出たあと、全員の2次の小論文の点数をいったん下げる。
次に、現役の男子受験生と2浪までの男子受験生に20点、3浪の男子受験生には10点加点する。
これに対し、4浪以上の男子受験生と女子受験生には一切加点しないという方法だったといいます。

 

このような形で、受験生には一切知らされないまま、受験結果を操作していました。

 

またこれとは別に、1次試験で女子を含む5人前後の学生が点数を加算されていて、これは裏口入学の操作のようです。

 

女子の抑制には、結婚や出産にまつわる理由が主だったが、浪人生はどういった理由でしょうか。

 

同大関係者によると、3浪以上の受験生は入学後の成績が伸びず、医師国家試験の合格率も低い傾向にあり、
留年や中途退学する学生も3浪以上の学生の比率が多いといいます。

 

そのため、医師国家試験の合格率を上げ、大学のブランド力を高めるために浪人生の結果も操作していたようです。

 

今回の事件で見えてくる問題

女子の点数操作を取り上げた時にも指摘したように、法の下の平等の問題もあります。

 

また、受験料の問題もあるように思います。

 

決して安くない受験料です。
このように受験生の合格率を区別しているのなら、それを知っていれば、受験の選択肢から外す受験生もいるでしょう。

 

大学側はこのように受験生の選択肢を奪っていながら、受験料は一律に等しく受け取っているのです。

 

受験生の選考を公平に行わないばかりか、受験料も不当に徴収しているような印象を受けます。

 

浪人生の成績の伸びに問題があるのなら、それは、入学した浪人生に対し大学側で何かフォローできるような制度等を用意し、
留年や退学を減少させるよう努力を続けるべきではないでしょうか。

 

入試操作によって不合格になった浪人生の中に、
歩みが遅くとも真摯に患者と向き合い慕われる医者に育つ者がいるかもしれません。

 

あくまで大学は勉学の場で、学びたい学生に門戸が開かれていなくてはなりません。

 

受験生を不当に不公平に扱うようなことはあってはならないと思います。

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