仏様の下絵をなぞって写す写仏が注目を集めているといいます。
気持ちを落ち着けるリラクゼーションの効果を求める人が増えているようです。
写仏というと、寺院で体験する物のように思いますが、
最近は教室が開かれたり、出版された本などを参考に自宅でも行われるようです。
写仏は、静かに仏様に向かい、一心に仏様を描いていきます。
その間、余計なことを考えることなく、静かに癒されていくことを感じるといいます。
実際、写仏は、心を落ち着かせたり、精神修養につながったり、仏様との静かな対話の時間ともなります。
最近はストレスが多い社会といわれています。
このような静かな安らかな時間と行為が必要な人が増えているのかもしれません。
この写仏が注目を浴びる背景には、仏像や御朱印への関心を持つ人が増えていることがあるようです。
仏像を参拝する人の中には、「仏像に会いに行く」という人がいます。
博物館や寺院などの仏像の御前で静かに長い時間を過ごされている方を見かけます。
きっと、仏像と実際に向かい合うことで、何か通じてくるものを感じて、
癒され心の整理につながっているのだろうと思います。
人によってご縁のある仏像はそれぞれのようです。
御朱印は本来は写経を納めた証明としていただけたものですが、今は参拝した証として御朱印をいただくことができます。
そのため、様々な神社仏閣の御朱印をいただいくことができるようになっています。
また御朱印をいただくことで、神仏とのご縁が生まれるように感じられます。
仏像を参拝することや、御朱印をいただくことは、実際に寺院を訪れることになります。
近頃よく聞くパワースポットという言葉がありますが、寺院はパワースポットとしても人気があるようです。
やはり、長く参拝され仏様がいらっしゃる土地には何か清浄な気のようなものがあるのでしょうか。
これも、相性があるようですが、行ってみると確かに空気の違いを感じるものです。
寺院を訪れなくても、気軽に行える写仏によっても、心を整える効果があるようです。
そのように効果を感じ何かご縁を感じたら、今度は実際に寺院を参拝してみることをお勧めします。
とても得がたい癒しと安らぎの時間となるのではないでしょうか。