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スポーツ界のパワハラ問題が様々に浮上している中で、体操女子のパワハラ問題ではこれまでと違った様相となりそうです。

 

被害者とされる宮川紗江選手がパワハラと感じていないと表明しているのです。

 

今回の問題は、宮川選手と速見佑斗元コーチの間で、パワハラがあったというものでした。

 

これは第3者による通報ということですが、この第3者が誰かということも分かっていないようです。

 

協会はコーチのみに聞き取りをし、宮川選手本人には聞き取りをしていないようで、そのことも問題がありそうです。

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宮川選手に配慮のない、協会の一方的な対応

今回のパワハラに関してはどのような問題があるでしょうか。

 

まず、宮川選手と速見元コーチとの間に信頼関係が結ばれていることがあると思います。

 

宮川選手はまだ未成年の18歳の選手であり、小学5年生から速見元コーチの指導を受けていたといいます。

 

体操は器具などを使うため二人での練習時間が長く、深い信頼関係が結ばれていたでしょう。

 

幼いころからの関係ということもあり、家族に近いものであったかもしれません。

 

日本体操協会が宮川選手の聞き取りをしないで、一方的にコーチを解任したことについては、
宮川選手の精神面に対する配慮が足りなかったのではないかと思います。

 

もちろん暴力はいけないことで、これについては、すぐにやめる必要があります。

 

ただ、選手とコーチの間で深い信頼関係があり、引き離すことによって、
かえって選手の精神状態に悪影響を与えてしまうのであれば、違うやり方も考えられたのではないかと思います。

 

コーチに暴力を伴う指導をやめるよう注意し、
それでもそのような指導が続くような場合に、改めて選手にも納得がいくよう説明し、
コーチ解除ということもできたのではないでしょうか。

 

宮川選手にもきちんと聞き取りをしていれば、今回のようなことにはならなかったのではないでしょうか。

 

協会の対応は選手ファーストではなかったように思います。

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パワハラ告発の不透明な第3者

また、通報した第3者がどういった人物なのかが明らかにされていないようです。

 

宮川選手がパワハラを否定するのですから、宮川選手サイドの人物ではないのではないかと思われます。

 

宮川選手は大学や企業に所属しないで、コーチと二人で頑張っていく道を選んでしました。

 

このことに不満を持つ関係者もいたようで、今回の通報はそういった人物によるものではという見方もあるようです。

 

大学や企業の関係者の影響があるため、選手に配慮のない協会側の一方的な対応になったという憶測もあるようです。

 

今回、コーチの指導を受けられなくなったことで、宮川選手はとてもショックを受けたといいます。

 

暴力に関しては当然いけないことで、これは無くしていくようにしなければなりません。

 

しかし、そのやり方が被害者である選手を傷つけるようなものであってはならないと思います。

 

今後は選手の心身をきちんと考慮し、みんなが納得するような手続きを踏まえたうえで、問題が解決していくことを願います。

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