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愛知県でコロナウィルス感染者の実名が一定時間、誰でも閲覧できてしまう状態になっていたことがわかりました。

 

この間のアクセス数は793件ということですが、今のところネットでの拡散は確認されていないということです。

 

とはいえ、実名が公開された人の不特定多数の人に感染の事実を知られてしまったことによる不安は相当なものと思います。

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コロナウィルスを取り巻く社会状況について

現在、コロナウィルスに関して、さまざまな問題が取りざたされています。

 

医療従事者や感染が確認された人への差別が横行しているといいます。

 

営業自粛を求められている事業者の中には、きちんと行政の指針に合わせて営業をしていていも、器物破損や脅迫めいた貼り紙をされるなど、嫌がらせをされる人もいるようです。

 

他にも、他県ナンバーというだけで、車を傷つけられる事件が多発しているとのことです。
これは転勤などに伴う引っ越しで他県ナンバーのままの方も被害を受けているといいます。

 

他にも県をまたいで病院やスーパーなどに出勤している人など他県ナンバーの車は一定数存在すると思うのですが、
そうした想像力が働かなくなってしまっている状況をとても悲しく思います。

 

コロナウィルスに伴う自粛生活の中で多くの人が心のゆとりをなくしていると思います。

 

そうした状況の中で、愛知県の感染者の方の今回の実名公開による心労は計り知れないものと考えられます。

 

愛知県の職員もこうした状況下のなかでゆとりをなくし、疲労し集中力も欠如していたのかもしれません。

 

実際、いつもは2人で行う作業を1人で行っていたということです。

 

また、人間の行うことは完璧ではなくミスする可能性は常にあります。

 

しかし、今回のミスはあってはならないミスで、幾重にもセーフティネットを設けてリスク管理すべき内容であると考えられます。

 

実名を公開された感染者の方に何か実害が生じた場合、愛知県の責任は非常に大きいと思います。

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ネット社会の怖さについて

コロナウィルスに関して、全国的に自粛が求められる中、山梨県に帰省し、感染が判明した後に東京にバスで帰宅した女性が問題となっています。

 

この女性の行動は身勝手であり理解を得られるものではありませんが、だからといって、それを無関係な人が誹謗中傷することが許されるわけではないと思います。

 

しかし案の定、ネット上で女性に誹謗中傷があるようで、山梨県が女性や家族に配慮してほしいと呼びかけました。

 

家族のことまで言及しているということは、もしかしたら、ネット上などで女性が特定されてしまっているのかもしれません。

 

ネット社会になり、個人が情報を世界に発信したり受信したりできるようになったことで、
ひとたびこうした事件が起こると、個人を特定し拡散して制裁を促すような行き過ぎた行為が目立つようになりました。

 

他県ナンバーの車への嫌がらせの問題でも、他県ナンバーの車に乗った人が、知らない人にスマホで撮影されていて、
ネットにあげられるのではないか恐怖を感じたという例もあるようです。

 

現在のコロナウィルスによる自粛生活でコロナ疲れしている人が多い中で、今回の愛知県でのネットでの実名公開は非常に危険な事故であることが分かります。

 

今回、実名が公開されてしまった人が、ただ感染者だというだけで差別やなどの被害を受けないことを祈ります。

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